最高級牛肉を生産する但馬牛の改良と試験研究の取り組み 但馬牛の市場優位性を確保するために、雄・雌両面からの改良が求められており、種雄牛づくりを担っている当センターでは産肉能力に優れた種雄牛の育成・選抜を進めています。 |
|
・高能力種雄牛の作出但馬牛の高能力種雄牛の効率的な作出を進めるために、産肉能力等の遺伝的能力を数値化した育種価を基にした計画交配や育種価が高く遺伝的に特徴がある雄子牛を毎年16頭選定し、その後の産肉能力直接検定(候補牛の増体量、飼料効率、精液性状等を調査し、主に種牛性に関する能力を評価)、現場後代検定(産子の試験的肥育を行い、と体の肉量や肉質を調査して、種雄牛の産肉能力を評価)を実施し、こうした二段階の産肉能力検定に合格したものが県有の基幹種雄牛となり、その精液は農家で飼育されている雌牛に利用されます。 |
|
・但馬牛優良系統の保持中土井系、熊波系、城崎系の維持造成により、各系統の遺伝的特質を保持することで多様性に富んだ但馬牛の造成を図っています。 また、育種価評価によって選抜した農家の優秀な雌牛を借り受けて、計画的に受精卵を確保するとともに受精卵移植を活用して、優秀な種雄牛の早期造成を図っています。 |
|
・モダン但馬牛の作出 育種価を活用して、血統的3系統あるいは肉質・肉量の形質的系統間による計画交配を行い、質量兼備の但馬牛を作出するように努めています。 |
|
・試験研究の取り組み 近年、母牛の泌乳量の減少に伴う子牛の発育不良や分娩間隔の遅延が問題となっています。このため、子牛の発育改善技術の開発や繁殖牛の分娩間隔の短縮に向けた技術開発や自給飼料向上を目指したイネホールクロップサイレージの給与技術の開発、遺伝情報の解析よる美味しい但馬牛生産に取り組み、生産農家の高位経営安定化を目指しています。 |
|
・県北部に適した飼料作物の選定と栽培技術の開発 県北部に適した飼料作物の品種選定のための実証を行っています。 |
|
| 家畜育種研究棟 遺伝子解析による但馬牛の改良を目的に平成18年9月に開設しました。遺伝子解析室には、遺伝子解析装置や4台の遺伝子増幅装置があります。 但馬牛の改良に必要なDNA育種の技術開発に取り組み、但馬牛の特質を更に伸ばしながら消費者ニーズにあった競争力の強い但馬牛づくりを推進します。 |
![]() |
牛舎
|
![]() |
人工授精棟 種雄牛候補育成牛及び待機牛から精液採取を行い、精液性状や受胎能などの検査を行っています。また、場内牛のほか、但馬・丹波地域の優秀な雌牛から受精卵の採取を行っています。 |
![]() |
堆肥処理施設 各牛舎では、敷き料としてオガクズを使用し、糞尿の混ざった状態で堆肥舎に搬入しています。季節や外気温の影響の少ない吸気・送気微生物発酵方式で1日約6.3トンを処理しています。発酵期間中に数回ショベルローダーで切り返しを行い、堆肥化までの日数は約40日です。 |
![]() |
放牧場(約10ha) 放牧場は3区に区分けし、使用しています。妊娠牛約30頭を6月から11月にかけて放牧しています。省力管理のため、音楽による集畜管理技術を開発しました。 |
![]() |