「加工流通部門」

平成14年(2002)4月、組織改革により加工流通部から「部長(食品加工流通担当)」、また平成18年(2006)4月には「食品加工流通部」と名称が変わり、さらに平成21年4月には農業部と統合し、農業・加工流通部と名称が変更され、県下全域の農林水産物の収穫後の問題に対応します。
 食品加工流通部門では、農林水産物の品質評価(流通・鮮度保持)と、地域の特徴を生かした農林水産物の加工食品の開発と保存方法(加工)の研究に取り組み、併せて食品加工技術の相談・指導に対応しています。

農林水産物の品質評価や加工食品の成分・特性の調査

液クロ 農林水産物の品質指標として色調の変化や呼吸量を測定し、内容成分や加工された製品の成分、食感(テクスチャー)を明らかにします。
 主な機械とその用途は次の通りです。

高速液体クロマトグラフ :糖・有機酸・ビタミン測定
ガスクロマトグラフ :呼吸量・エチレン・辛み成分・香り成分測定
原子吸光光度計 :マグネシウム・カリウム・カルシウムなどの測定    
色差計 :食品の測色
クリープメーター :食品の物性(硬さ、粘り)
自動滴定装置 :酸含量の滴定
紫外可視吸光光度計 :ビタミン・脂肪酸度・クロロフィルなど
クリーンベンチ :酵母・乳酸菌の単離・接種等
ワイン培養器 :ワイン酵母の培養
炭酸ガス培養器 :微生物培養
近赤外分光光度計

近赤外分光分析装置
 農産物の食味評価に対して、消費者からの要望が強くなっています。
 青果物の表面に近赤外線をあてるだけで、糖含量を推定する方法をトマト、イチジク、ブドウ、ナシ、温州ミカンで検討し、果実を傷つけることなく高い精度で測定することを可能にした。
 これらの結果は栽培面に反映させ、農産品の品質向上に役立てています。
 食味のよい米は窒素(タンパク質)、アミロース(直鎖デンプン)含量が低く、Mg/K含量比が高い。
 これら3成分を迅速に測定し、食味を判別する食味値分析ソフトを開発した。県の良食味米生産の技術指導に役立てています。
 新たな利用法としては農産加工品の品質評価への応用を検討しています。

微生物検査

製品の微生物検査
 製品の安全性確保や加工食品の品質保持期間策定のため、微生物検査を実施しています。
 地域の加工食品(ふるさと食品)においても、食品事故を起こすと食品企業と同じ責任が求められます。食品加工時の衛生管理指導をあわせて実施しています。

加工食品の開発

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試作実習室
 新製品の試作開発や地域の加工グループの技術研修の場として、活用しています。

缶詰巻き締め機 :缶詰製造
回転二重釜(炊飯量38kg,23kg) :煮炊き用
真空凍結乾燥機 :材料の真空乾燥  
減圧平衡発熱乾燥機 :乾燥食品の開発
製パン機 :パン・菓子等の製造
手打ち風製麺機 :うどん・そばの製造
野菜裁断機 :野菜類の細断
果汁真空濃縮機 :果汁の濃縮
真空包装機 :製品の包装
フイルム包装機 :トップシール
自動製麹機 :味噌・甘酒などの麹製造

食品加工技術の相談・指導

展示室

展示相談室
 地域の加工食品づくりを技術面から支援しています。生活改善グループなどが地域の生産物を原料に商品化した製品は、2007年度実績で212加工グループ、740品目、年間販売額43億1,300万です。
 これらの製品を一堂に展示して、加工グループには包装デザインや商品開発のイメージ作りに、消費者には県下のふるさと食品の紹介として好評です。
 農産物や加工食品に関する質問・相談は広く受け付けています。
 「ひょうご食品認証制度」に対応し、JAS法に基づく表示、賞味期限表示など担当しています。県内産の優れた加工食品として信頼性の向上に努めています。


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