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兵庫県立農林水産技術総合センター
お知らせ -記者発表-

年末年始どり栽培に適し、レタスビッグベイン病抵抗性を持つレタス新品種「ウインターパワー」

月/日
(曜日)
事務所等名 電 話 発表者(担当者) 配布先
5月10日
( 木 )

兵庫県立農林水産技術総合センター
  淡路農業技術センター
 
@0799-
42-2880

A0790-
47-2408
所長 渡 邊 大 直
(@研究主幹 青山 喜典)

(A研究主幹 小林 尚司)
北播磨県民局
淡路県民局
県政記者クラブ


 
 淡路農業技術センターでは、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター及び香川県農業試験場と共同でレタスビッグベイン病強度抵抗性の新品種「ウインターパワー」を育成し、平成23年12月21日付けで、品種登録の出願をしました(出願番号26590)。


・ウインターパワーの特徴

 (1) 「ウインターパワー」は、レタスビッグベイン病に罹りにくいだけでなく、罹っても発病程度が軽く、高品質なレタスが収穫できる
   品種です。

 (2) 大玉率、秀品率ともに既存の抵抗性品種と同等ないしやや高く、収量性も高い性質を持ちます。
   その傾向はレタスビッグベイン病が発生する圃場で顕著に現れます。

 (3)「ウインターパワー」は近年の発病時期の早まりに対応するために育成した年末年始どり(12月下旬から1月中旬に収穫)の
   抵抗性品種です。



・参考

 (1) レタスビッグベイン病について
   レタスに発生する土壌伝染性のウイルス病で、発症するとレタスの葉脈付近が退緑化し、その結果葉脈(vein)が太く(big)見
   えることからビッグベイン(big-vein)病と呼ばれています。発症するとレタスの玉は小さくなり、収量が低下します(結球しない
   場合もあります)。
 
   本病は、土壌中に生息する糸状菌の一種 Olpidium brassicae によって媒介されるウイルス によって発症します。このウイル
   スは土壌中に長期間生存するため、本病が一度発生すると、レタスの栽培をやめない限り根絶するのは困難で、土壌の高
   pHや冬季の低温により発生が助長されます。
   防除技術として、抵抗性品種の活用、ビッグベイン病原ウィルスを媒介するオルピディウム菌を対象とした農薬の施用、水の
   移動による感染を防ぐ圃場排水改善などの耕種的防除などがあります。

 (2) 普及の見込み
   南あわじ市のレタス生産者は2,000戸で、栽培面積1,200haうち、冬期のビッグベイン病発病圃場率は30%となっており、生産
   現場では、レタスを年2〜3回連作している同一圃場で、病害の発生が増加し収益性の低下を招いています。新品種は、現地
   での実証結果をふまえ今後JAの栽培暦に反映され、年末年始どりの抵抗性品種として、普及が見込まれます。


なお、5月10日に近畿中国四国農業研究センターから、同時発表されます。資料を添付します。

添付 :【近畿中国四国農業技技術センター レタス新品種「ウインターパワー」】 (PDF:556KB)


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