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兵庫県立農林水産技術総合センター
お知らせ -記者発表-

イチゴの1条疎植栽培で管理作業が大幅に(30〜50%)軽減

月/日
(曜日)
事務所等名 電 話 発表者(担当者) 配布先
1月28日
(月)
兵庫県立農林水産技術総合センター 0790-47-
@2423
A2408
所長 渡邊 大直
@研究主幹(野菜担当)
福嶋 昭
A研究主幹(広報・知的財産管理担当)
小林 尚司
北播磨記者クラブ


イチゴ栽培は、10a当たり植え付け株数が7,000本以上と多く、定植後の栽培管理は、長期にわたる収穫やその他の作業を要するため、軽労化・省力化が進まず大きな課題となっています。
兵庫県立農林水産技術総合センターでは、イチゴ土耕栽培における労力の軽減のため、1条疎植栽培法を実証したところ、慣行の2条植え栽培に比べ、収量をあまり減少させることなく、栽培管理労力が大幅に軽減可能であり、今後ますます高齢化が進むイチゴ土耕生産者にとって取り組みやすい栽培法であることを確認できました。


1 イチゴの1条疎植栽培法
 慣行の2条植え用のうね幅を狭くして1条植えとし、管理作業を行いやすくします。

2条植えの場合【デメリット】
・ うね中央寄りの作業では、手前の株に気をつけて奥まで手を伸ばす必要がある
・ うね中央側は混み合って作業しづらい
・ 中央部が繁茂し病害虫が発生しやすい
1条植えの場合【メリット】
・ 遠くまで腕を伸ばす必要がない
・ 混み合うことなく手元での作業が可能
・ 病害虫の発生が少なく、発見・防除もしやすい


2 効果

 (1) うね幅は、従来の2条植えの120cmに対して1条植えでは100cmとなり、株間を慣行同様の23cmとした場合、単位面積当たりの株数は40%減少するため、作業(育苗、定植、摘葉・摘果など)にかかる労力も大幅に(30〜50%程度)軽減できます(【別紙1】2条植えの作業時間参照)。

 (2) 1株当り収量は、1条植えで株間23cmの場合、2条植えより40%以上多収となりました。さらに株間を小さくすると10a当りの収量は慣行法とほぼ同等となります(【別紙2】参照)。


3 今後の改善方向
 (1) 株当たりに残す果房数や施肥管理を改良して、収量のさらなる増加を図ります。

 (2) 元肥のみによる施肥法や高うね栽培・植え付け位置などによる管理作業姿勢の改善を含め、総合的な労働軽減技術の開発を目指します。


4 取材時期
 (1) 収穫最盛期:1回目(1月下〜2月上旬)、2回目(3月上旬頃)
 (2) 場所:県立農林水産技術総合センター農業技術センターパイプハウス 


【別紙1】 2条植えの作業時間 (PDF: 240KB)
【別紙2】 土壌の作業軽減! イチゴの1条疎植栽培 (PDF: 256KB)
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