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兵庫県立農林水産技術総合センター
お知らせ -記者発表-

イチゴの第1花房〜第2花房の連続出荷を可能にする培地気化冷却栽培法を開発
〜現地(西脇市)で実証中〜

月/日
(曜日)
事務所等名 電 話 発表者(担当者) 配布先
12月26日
(水)
兵庫県立農林水産技術総合センター
農産園芸部
0790-47-
@2423
A2408
所長 渡邊 大直
@研究主幹(野菜担当)
福嶋 昭
A研究主幹
(広報・知的財産管理担当)
小林 尚司
北播磨県民局
県庁記者クラブ


 イチゴは日長が短くなり、気温も低下してくることによって花芽形成がなされます。ところが、近年は残暑が厳しく、定植してからの気温が高いと花芽形成が遅れ、その影響で第1花房収穫(12月下旬〜1月中下旬)の後、第2花房の収穫開始が遅れ、収穫がない期間ができてしまい問題となっています。
 当センターで開発した「兵庫方式イチゴ高設栽培装置」を基本に、培地に風を送り気化熱を奪って温度を低下させる改良型を開発しました。これにより第2花房の花芽形成・開花を促進し収穫が早まり、第1花房〜第2花房の連続出荷が可能となります。
本方式の実用化に向けて西脇市内の現地で実証試験を行っています。その効果である第2花房の開花期が、通常より1週間程度早い12月25日頃から始まります(開花状況の違いが取材可能です)。


1 開発技術「培地気化冷却栽培法」の内容(別紙資料参考)
(1) 「兵庫方式イチゴ高設栽培装置」内部のコルゲート管にダクトを接続し、送風可能なように改造。
(2) 送風運転を行うと、気化熱が奪われることにより最大3℃程度培地温を低下させることができます。
(3) その結果、開花が安定して早まり、初期収量も増加します。


2 現地実証事例(取材可能)
(1) 西脇市内の生産者ハウスにおいて、「兵庫方式イチゴ高設栽培装置」に改造を加えました(図1)。
(2) 改造に要した時間は、20mの栽培装置24台に対して4人で約3時間と非常に短時間です(図2)。
(3) 本装置を実際に運転し、送風しない区と比較すると、最高培地温が2℃程度低く抑えられました。
  また、第2花房の収穫が2月上旬から始まり、第1花房〜第2花房の連続出荷を実証します(取材可能、但し収穫時期の確認が
  必要です)。


3 今後の予定
(1) 実証試験の結果を踏まえ、生産者、普及センターと更なる改良の検討を行う予定です。


10台当たりの資材費は約8,000円

工具を使わず
手ではめ込む簡単施工

図1 加温機からダクトとパイプで接続 図2 施工方法 図3 「兵庫方式イチゴ高設栽培装置」での
開花・着果状況(昨年1月)

【別紙資料】 イチゴの高設栽培における気化冷却による開花促進・収量安定化技術 (PDF: 327KB)
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